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電子部品・半導体における劣化・故障メカニズムと寿命予測の実践

~部品別の故障モード・寿命因子と各種予測手法の使い分け~

※事前質問を受付けます

【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信+アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

電子部品の劣化メカニズムを理解し、寿命を見極めるための

半導体をはじめとする電子部品の寿命予測と対策を豊富な事例と1080頁超の実務テキストで解説します。部品別の劣化メカニズムと構造因子から、各種寿命予測法と使い分け、実使用寿命の推定方法、信頼性設計・部品選定・交換時期の判断に活かす方法まで体系的に習得。多様な予測手法や50の事例、部品ごとの寿命因子を通じて、実務に適した最適な方法を見いだせる実践講座です。

セミナー申し込み
開催日 2026年12月9日(水)
開催時間 10:00 〜 16:50
会場
受講料 (消費税等込み)1名:49,500円
同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合
1名:44,000円
テキスト PDF資料

講師紹介

技術コンサルタント 伊藤 千秋 先生

オムロン株式会社 品質保証部長,部品技術部長等歴任後現職 制御機構部品の品質保証を15年,自動車電装部品の品質保証23年経験,品質・信頼性一筋のプロフェッショナル。 この間,日本科学技術連盟 信頼性開発技術研究会 委員長などを歴任

略歴

社歴

昭和無線工業(現SMK):5年2ヶ月

トリオ(現JVCケンウッド):3ヶ月 

立石電機(現オムロン):38年7ヶ月

職歴   

スイッチ製造技術:3年2ヶ月

コネクタ製造技術:1年

圧着・ハーネス製造技術:2年 

アンプ・チューナ製造技術:3ヶ月

部品メーカ監査(加工部品):20年 (電子部品・機構部品):25年 制御機構部品(リレー・スイッチ・タイマ・センサ)品質保証 :15年 

自動車電装部品(ECU・リレー・センサ・スイッチ)品質保証 :25年

最終職位    

品質保証部並びに部品技術部 部長 韓国オムロン電装 理事(役員) 上海欧姆龍控制電器 顧問 福達合金材料 顧問

学会活動    

日本信頼性学会会員:23年

日本信頼性学会企画委員(地域委員):2年

日本科学技術連盟講師:24年 日

本科学技術連盟信頼性開発技術研究会 委員長:2年(1期)

日本科学技術連盟信頼性開発技術研究会 副委員長:4年(2期)

受講概要

このセミナーで解決できる課題

  • 半導体には寿命がないと捉えられがちで、寿命故障を設計段階で考慮する視点が不足している
  • 部品ごとの故障モードや構造因子が整理されておらず、寿命に効くストレスを特定できない
  • 加速試験の結果から実使用条件での寿命を推定する方法が分からず、交換時期の判断に使えない

こんな方におすすめ

  • 電子部品や半導体を使う製品の設計を担当する技術者
  • 信頼性試験・加速試験の計画や評価を行う試験部門の担当者
  • 市場クレームの解析や品質保証に携わる実務者

よくある質問

会場とオンラインのどちらで受講できますか?
会場受講とWEB受講を選択できます。WEB受講の場合はライブ配信に加えてアーカイブ配信があり、7日間は繰り返し視聴できると案内されています。テキストはPDFで配布され、製本版の購入も可能です。
受講にあたって必要な前提知識はありますか?
ワイブル解析の基本を理解していると、内容をより深く理解しやすいとされています。寿命故障の基本的な考え方から説明が始まり、平均寿命や保証寿命、耐久限度などの概念を整理したうえで各予測手法に進む構成です。
どのような部品の寿命予測が取り上げられますか?
IC・トランジスタ、ダイオード、パワーMOSFET、IGBT、LED、アルミ電解・フィルム・積層セラミックコンデンサ、抵抗、バリスタ、リレー、コネクタ、コイル類、EE-PROM、はんだ接続・基板などを扱います。部品ごとの故障モードと予測事例を解説します。

プログラム

1.基本的な考え方
(1)寿命故障率増加型故障モードと故障率一定型故障モード
(2)耐久限度・疲労限度・
(3)平均寿命・特性寿命・最低保証寿命
(4)特性保証(スペック保証)・機能保証(動作保証)・極値保証(故障モード保証)

 

 

2.代表的な寿命故障モードとその寿命の因子となる構造因子の関係
(1)IC・トランジスタ(湿度劣化寿命、ワイヤ接合劣化寿命)
(2)ダイオード(回復動作サージ劣化寿命)
(3)パワーMOSFET(ワイヤ接合破壊寿命・酸化膜劣化寿命・ダイボンド接合破壊寿命)
(4)IGBT(ダイボンド接合破壊寿命・酸化膜劣化寿命)
(5)LED(ワイヤ断線寿命・光劣化寿命・硫化劣化寿命)
(6)炭素皮膜抵抗(電食寿命、パルスサージ破壊寿命)
(7)アルミ電解コンデンサ(ドライアップ寿命、温度・電圧・リップル複合劣化寿命)
(8)フィルムコンデンサ(熱劣化寿命、湿度劣化寿命)
(9)バリスタ(サージ劣化寿命)
(10)積層セラミックコンデンサ(電極間リーク劣化寿命、高電界耐圧劣化寿命)
(11)セラミック振動子(熱応力配向劣化寿命)
(12)リレー・スイッチ(接点開閉寿命、トラッキング寿命、応力腐食寿命)
(13)コネクタ(摺動摩耗寿命)
(14)トランス、ソレノイド、コイル(加水分解劣化寿命、溶剤劣化寿命)
(15)EE-PROM(書き込み消去寿命)
(16)はんだ接続・基板(熱疲労寿命、リーク劣化寿命、クリープ劣化寿命)

 

 

3.基本的な寿命予測法
(1)ファーストフェイラーポイントにおけるワイブルパラメータmの当てはめ法
(2)対数直線化法
(3)べき乗則法
(4)極値確率紙法
(5)アレニウス則法
(6)ラーソンミラー則法
(7)ウイリアム・ランデル・フェリー則法
(8)重回帰分析による複数因子が絡む寿命の推定法
(9)材料S-Nデータをつかった寿命推定法
(10)市場回収品ないしは市場実験品からの劣化度測定データからの寿命推定法
(11)故障メカニズムに着目した損傷度比較による寿命推定法

 

 

4.部品ごとの寿命予測の主要な事例
(1)IC、トランジスタ
  ➀湿度劣化寿命
  ワイブル解析による予測法
     水蒸気圧則による予測法
     べき乗則による予測法(アイリング則)
  ②酸化膜劣化寿命
(2)整流ダイオード
   ➀回復動作サージ劣化寿命
 ワイブル解析による予測法
 対数直線化による予測法
 べき乗則による予測法(アイリング則)
  ②湿度劣化寿命
(3)パワーMOS-FE、パワートランジスタ
  ➀ワイヤ接合破壊寿命(パワーサイクル寿命)
 対数直線化による予測法
 アレニウス則による予測法
 べき乗則による予測法(アイリング則)
 ②酸化膜劣化
  ③ダイボンド接合劣化寿命
(4)IGBT
 ① ダイボンド接合劣化
 対数直線化による予測法(アレニウス則)
 べき乗則による予測法(アイリング則)
②酸化膜劣化
(5)LED
 ➀ワイヤ接合劣化寿命
  対数直酸化による予測法
  べき乗則による予測法
 ② 熱劣化寿命
 アレニウス則による予測法
 べき乗則による予測法
 時間重ね合わせ則による予測法(ウイリアムズ・ランデル・フェリー則)
    ラーソンミラー則による予測法
 ②硫化劣化寿命
    市場硫化腐食量からの比較解析法
(6)アルミ電解コンデンサ
 ➀ドライアップ寿命
     形状パラメータm当てはめによる予測法
     アレニウス則による予測法
    温度・電圧・リップル電流の組み合わせによる予測法
 ②封止ゴム劣化による電解液漏れ寿命
(7)バリスタ
 ➀サージ劣化寿命
 ②熱劣化寿命
(8)炭素皮膜抵抗
 ➀電食寿命
 ②パルスサージ寿命
(9)フィルムコンデンサ
 ➀熱劣化寿命
  時間重ね合わせ則による予測法(ウイリアムズ・ランデル・フェリー則)
 ②圧縮割れ劣化寿命
    水蒸気圧則による予測法
(10)積層セラミックコンデンサ
 ➀電極間リーク劣化寿命
    ワイブル解析からの予測法
 べき乗則からの予測法
 ②高電界短絡現象によるリーク寿命
    ワイブル解析からの予測法
    対数直線化による予測法
(11)セラミック振動子
 ➀熱疲労寿命
    インピーダンス特性と位相特性の関係
    熱疲労の逆n乗則による予測法
(12)トランス、ソレノイド、コイル
 ➀加水分解劣化寿命
    ワイブル解析による予測法
    べき乗分布のあてはめによる予測法
    水蒸気圧則による予測法
 ②溶剤劣化寿命
(13)コネクタ
 ➀摺動摩耗寿命
   べき乗則による予測法
 ②局部電池腐食寿命
(14)リレー、スイッチ
 ① 接点開閉寿命(接点消耗、接点転移、接点溶着)
    ワイブル解析による予測法
 べき乗分布のあてはめによる予測法
 累積損傷則による予測法(S-N則)
 重回帰分析による予測法
 ② 酸化劣化寿命
 アレニウス則からの予測法
 べき乗則からの予測法
 市場データ比較解析法による予測法
 ③応力腐食割れ寿命 
(15)はんだ接続並びに基板
 ➀はんだ熱疲労寿命
    コフィン・マンソン修正則による予測法
    はんだ合金材S-N曲線からの予測法
 ②はんだクリープ寿命
  ラーソンミラー則による予測法
  アレニウス則からの予測法

 

質疑・応答

受講形式

会場・WEB

オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。

受講対象

設計、試験、品質保証、クレーム処理に従事する技術者

※事前の質問をお受けいたします。

th@thplan.comまでご連絡をお願いします。

予備知識

ワイブル解析の基本的なことを知っているとより理解が深まります。

習得知識

1)電子部品・半導体における劣化・寿命故障の基本的な考え方

2)部品ごとの代表的な故障モードと劣化メカニズム・構造因子

3)温度・湿度・電圧・熱疲労など各種ストレスと寿命の関係

4)ワイブル解析、アレニウス則、アイリング則等による寿命予測法

5)故障モード・使用条件に応じた寿命予測手法の選び方と使い分け

6)加速試験・市場データ・劣化データを用いた実使用寿命の推定方法

7)寿命予測結果を信頼性設計・部品選定・交換時期の判断に活かす方法

講師の言葉

 この講座は電子部品、なかでも「半導体には寿命がない」そう思われている方々、あるいは形あるものいずれは壊れるのだらか寿命はあるとおもいながらもどう考えていいかわからない方々に対する講座である。半導体から回路素子、電子部品に広げて寿命のある部品ごとに故障モード、メカニズム並びに寿命予測と対策について解説する。寿命とは工場出荷から機能が果たせなくなるまでの時間、回数で、これに統計的要素を加えると50%の累積故障の点が平均寿命で、業界ごとに10%、5%,1%などといった累積故障の割合の点を保証寿命として決めている。専門的にいえば、故障率が増加に転ずる変曲点の時間、回数が寿命である。

 寿命対策で最も良いのは耐久限度といわれる、いくら使っても寿命のこないストレス以下で使うこと、次いで負荷軽減設計といわれる故障の起こるストレス限界点より余裕をとったところで使うようにして寿命を延命して商品ライフの中では寿命が来ないようにすること、致命故障、重大故障の故障モードは起きないようにフールプルーフ、フェイルセーフ、フェイルソフトなどといった安全設計をすること、最後の打ち手は寿命を知って交換時期を決め、メンテナンス計画に生かすことである。寿命予測に用いる加速係数は相対値であるからまだ容易に求まるが、寿命は絶対値であるので材料、構造によって変わり、これを求めるのは容易なことではない。その予測法はアレニウス則やラーソンミラー則に限ることなく多様な手法があり、実務的で簡便な手法もある。

 テキストには寿命予測事例50を取り込んであり、部品ごとの寿命因子の解説もある。これらを知って自社、自分に一番あったやり方をこの講座から見出だしてほしい。

テキストについて

本セミナーのテキストは、PDFテキストの配布となりますが、製本版のテキストを購入いただくことも可能です。

写真付きで、豊富な事例がリストアップされています。

製本テキスト資料:19,800円(税込)(別途テキスト送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します)

※購入希望の方は、お申込み時に備考欄に「製本テキスト購入希望」と記載してください。

テキストイメージ

受講者の声

本セミナを通して、電子部品の調達や現場の監査で気をつけなければいけない点を学べた。実務役立てたい。

テキストが充実しており驚きました。セミナー内でおっしゃったようにさらに読み直して理解を深めたい。

講師の貴重な経験、資料を伝えていただきました。テキストもしっかりしており、内容も充実しているのでありがたいです。

難しいテーマをわかり易く説明いただいたと思っている。自分に理論的な知識がなく、難易度は高かったが大変有意義なセミナーだった。

自分には難しかったがボリュームのあるテキストで冒頭におっしゃったようにさらに読み直して理解を深めたい。

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