受講概要
このセミナーで解決できる課題
- 温度プロファイルの作り方や良否判定の基準が曖昧で、ブリッジやボイド、部品浮きが繰り返し発生する
- フローはんだ付けでスルーホール上がり不足が起きても、原因が基板・部品・条件のどれか切り分けられない
- セレクティブはんだ槽の構造上の弱点を把握しないまま運用し、設備起因の不具合や機種選定の判断に迷う
こんな方におすすめ
- 電子機器・プリント基板の実装工程を担う生産技術・製造技術者
- リフローやフロー工程の条件設定・工程改善を担当する技術者
- はんだ付け不良の原因解析と対策を担う品質保証部門の担当者
よくある質問
- はんだ付けの専門知識がなくても受講できますか?
- 予備知識は特に必要ないとされています。フラックスの役割や評価方法といったはんだ付けの基本原理から始まり、リフロー、フロー、セレクティブの各工程の条件設定と不良対策へと段階的に進む構成のため、実装工程に携わり始めた方でも内容を追いやすいと考えられます。
- 自社の不良基板について相談することはできますか?
- プログラムの最後に、受講者が持参した基板・部品の不良原因を解析し、改善・対策方法を解説する時間が設けられています。また個別相談や質問も受け付けるとされているため、自社で発生している具体的なはんだ付け不良について意見を得る機会として活用できます。
- 会場とWEBのどちらで受講できますか?
- 会場受講とWEB受講のいずれかを選択できます。会場はTH企画セミナールームです。WEB受講の場合はライブ配信に加えてアーカイブ配信があり、7日間は何度でも視聴できるため、動画で示される不良現象や事例を後から見直して復習することが可能です。
プログラム
1.はんだ付けの基本原理
1)フラックスの役割とその効果
2)フラックスの評価方法
2.リフロー
1)温度プロファイルの作成方法
① 上下ヒーターの操作
② 特殊な温度プロファイル
(高温はんだ、耐熱性の低い部品・基板、メタル基板など)
2)温度プロファイルの評価・判定
3)温度プロファイルによる不良改善事例
① ブリッジ、ボイド、部品浮き・立ちなど
4)耐熱性の低い部品のリフロー化事例
① 電源基板、LEDなど
5)現場における簡単な良否確認実験方法の事例
(部品不良、基板不良の確認実験方法)
3.フロー・セレクティブはんだ付けの不良対策
1)スルーホール上がり不良の原因と改善
2)ブリッジの発生原因と対策
① 捨てランドの活用
3)治具パレットに起因する不良とその改善事例
4)セレクティブはんだ槽の構造と不良対策
① セレクティブはんだ槽の構造上の問題点と、そこから発生する不具合
② セレクティブはんだ付けで発生しやすい不良とその対策
③ 新規導入・設備更新時に押さえておきたい選定ポイント
4.後付け修正
1)鏝先形状の選定とその効果
2)はんだ・フラックスの飛散対策
5.持参基板・部品の解析と対策
受講者が持参した基板・部品について、不良原因の解析および改善・対策方法を解説
Q&A
受講形式
会場・WEB 選択可
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
・電子機器・電子部品・プリント基板等の実装・生産技術・製造技術・品質保証に携わる方
・リフロー、フロー、セレクティブはんだ付け工程の条件設定・工程改善を担当されている方
・スルーホール上がり不足、ブリッジ、ボイド、部品浮き・立ちなど、はんだ付け不良の原因究明・対策にお困りの方
・温度プロファイル、フラックス、治具パレットなどの適正条件や評価方法を実践的に学びたい方
・セレクティブはんだ槽の構造・特性、不具合発生のメカニズムについて理解を深めたい方
・セレクティブはんだ槽の新規導入・設備更新・機種選定を検討されている方
予備知識
特に必要はありません。
習得知識
1)フラックスの役割・評価方法など、はんだ付けの基本原理と適正な管理方法
2)リフローにおける温度プロファイルの作成・評価方法と不良改善のポイント
3)フローはんだ付けにおけるスルーホール上がり不足、ブリッジ等の発生原因と具体的な改善方法
4)セレクティブはんだ付けにおける設備構造、不具合の発生メカニズムと対策、設備選定のポイント
5)実基板・部品に発生するはんだ付け不良の原因解析と、現場で実践できる評価・改善手法
講師の言葉
長年、はんだ付けをはじめとする電子機器の「実装」に拘り、現場で発生するさまざまな不良や課題と向き合ってきました。はんだ付けの不良は、一見すると同じような現象であっても、その原因は温度プロファイル、フラックス、基板・部品、設備、治具、作業条件など多岐にわたります。そのため、単に対策方法を覚えるだけではなく、「なぜこの不良が発生したのか」を原理から考え、原因を見極めることが重要です。
本セミナーでは、リフロー、フロー、セレクティブはんだ付けについて、基本原理から条件設定、不良原因の解析と具体的な改善方法まで、実際の現場事例を交えながら解説します。また、文章や写真だけでは理解しにくい現象については、実際の動画も交えながら、はんだや部品がどのように動き、不良につながっていくのかを分かりやすく紹介します。
現場で起きている「なぜ?」を理解し、自ら原因を考え、改善につなげられる実践的な知識を持ち帰っていただきたいと考えています。
受講者の声
有意義な内容でした。動画を交えた解説で、はんだ不良の発生原因が非常に理解しやすかったです。
実際の不良事例が豊富で、現場ですぐに活用できる実践的な内容でした。参加できてよかった。
聞きたかった内容で網羅されており参考になるセミナーでした。セレクティブはんだ槽の構造と設備選定のポイントが非常に参考になった。
フローのブリッジやスルーホール不良への具体的な対策がよく理解できた。動画もわかりやすかった。
対面でたくさん相談できましたので、会場で受講できてよかったです。