受講概要
このセミナーで解決できる課題
- 機器や生産設備で漏れが繰り返し発生しているが、なぜ漏れるのかを原理から説明できない
- ガスケットやパッキンの種類が多く、使用条件に合ったシールをどう選べばよいか判断がつかない
- メカニカルシールやリップパッキンの損傷原因を特定できず、有効な再発防止策を打てない
こんな方におすすめ
- 回転機器やポンプの保全を担当する生産設備部門の技術者
- 油圧・空圧機器でシール部の設計を担う機械設計者
- シール部品の選定や漏れ不具合の解析に携わり始めた若手技術者
よくある質問
- どのような形式で受講するのですか?
- WEBで視聴するオンデマンド形式です。視聴期間は10日間で、その間は何度でも繰り返し視聴できます。講義内容に関する質問は、メールで受け付ける形となっています。自分の業務の都合に合わせて、必要な章を見直しながら学習を進められます。
- トライボロジーの知識がなくても理解できますか?
- 講義の前半でトライボロジーとは何かという基本から入り、摩擦・摩耗の考え方やストライベック曲線を使ったしゅう動面の潤滑状態を解説する構成です。そのうえで漏れのメカニズムやシール面の考え方へと進むため、基礎を順に確認しながら学べます。
- どの種類のシールが取り上げられますか?
- 静的シールでは非金属・セミメタル・金属・液状ガスケットを扱います。動的シールではOリング、オイルシールなどのリップパッキン、単純圧縮パッキン、メカニカルシール、ドライガスシール、磁性流体シールを取り上げ、それぞれの密封の考え方を説明します。
プログラム
1.はじめに 漏れの実態とシール技術の重要性
1.1 生産現場における漏れの実態
1.2 機器の漏れの実態
1.3 漏れ管理指標(H.F.I.)
1.4 漏れが機器に及ぼす影響
2.シールに関連したトライボロジーの基礎
2.1 トライボロジーとは
2.2 摩擦・摩耗の考え方
2.3 しゅう動面における摩擦・摩耗・潤滑とストライベック曲線
3.漏れの基礎知識と漏れのメカニズム
3.1 シール面の考え方
3.2 漏れはどうして発生するか(漏れのメカニズム)
3.3 漏れ防止の考え方
3.4 漏れ検出方法
4.シールの種類とシール用ゴム材料
4.1 シールの種類と特徴
4.2 シール用材料
5.静的シール(Gasket)の考え方と使い方
5.1 非金属ガスケット
5.2 セミメタルガスケット
5.3 金属ガスケット
5.4 液状ガスケット
5.5 ガスケットにおける密封の考え方
5.6 トルク管理と取扱い方
6.動的シール(Packing)の考え方と使い方
6.1 Oリングなどスクィーズパッキン
6.2 Oilsealなどリップパッキン
6.3 単純圧縮パッキン
6.4 メカニカルシール
6.5 ドライガスシール
6.6 磁性流体シール
6.7 動的シールの密封理論
7.シールシステムの実際例
7.1 ガスケットの使用事例
7.2 パッキンの使用事例
8.シール選定の考え方
8.1 ガスケットの選定の考え方と選定例
8.2 パッキンの選定の考え方と選定例
9.漏れ対策・・・・シールの損傷と対策事例
9.1 ガスケットに発生した損傷と対策
9.2 パッキンに発生した損傷と対策
(1) スクィーズパッキン及びリップパッキンに発生した損傷と対策
(2) メカニカルシールに発生した損傷と対策
質疑は、メールにて受付いたします。
受講形式
受講対象
予備知識
習得知識
講師の言葉
セミナー内容
受講形式 WEB受講のみ ※本セミナーはオンデマンドセミナー(10日間何度でも視聴可能)となります。 ※2024年3月に収録したセミナーです。 受講対象 流体が係るシステムの設計技術者及び設備技術者、ユーザーの技術者 予備知識 特に必要ありません。 習得知識 1)シール技術を支えるトライボロジーの基礎知識 2)シール面の過酷さに対する正しい認識 3)漏れに対する正しい認識 4)密封に対する正しい認識 5)シールは何故損傷するのか 6)対策の基本的な考え方 など 講師の言葉 多くの機械システムには色々な流体が使われており、それらの流体は、それぞれのシステムにおいて一定の機能を果たす機能性流体といえます。それらの機械システムを扱う機械技術者の皆さんにとって、最も大きな、かつ深刻な悩みの一つはこの機能性流体の漏れの問題でしょう。 これまでも、シールに関するセミナーなどでお話する機会を沢山いただき、多くの聴講者の皆さんから色々な漏れに関するご質問を受けて、改めてこれら流体を扱う機械システムに携わる技術者の皆さんがいかに漏れの問題にご苦労しているかを思い知らされています。漏れ対策にはジョーカーはありません。とにかく、シール技術の基本をしっかり認識したうえで、個々のケースに対して適用できる方策、最適解を検討することが必要ではないかと考えています。 本セミナーでは、そのような観点に立って、シール技術の全般にわたって基本的な事項と基本的な考え方について解説させていただきます。