受講概要
このセミナーで解決できる課題
- コストや質量の制約が厳しく、防音材の仕様を効率よく決める根拠を持てずに設計が試行錯誤になる
- 制振・吸音・遮音それぞれの働きの違いを整理できず、対策に用いる材料の選定が経験頼みになる
- 透過損失や吸音率を事前に予測できず、試作評価の段階になって性能不足が判明してしまう
こんな方におすすめ
- 製造業で振動・騒音対策の設計開発を担当している技術者
- 自動車の車室内防音材の仕様検討に関わる開発部門の方
- 吸音材や遮音構造の解析・評価に取り組む研究部門の担当者
よくある質問
- 受講形式と視聴できる期間はどのようになっていますか?
- WEB受講のみのオンデマンド形式です。申込み後10日間、収録映像を繰り返し視聴できます。内容は2024年8月に収録されたものと案内されています。自分のペースで見直しながら、解析手法などの説明を確認できる形式です。
- 受講にあたってどの程度の前提知識が必要ですか?
- 自由度系の振動や音響管の共鳴といった、音・振動工学の基礎知識があると理解しやすいとされています。講座の冒頭では振動・騒音低減の考え方や防音材の基礎から説明されるため、基礎事項を確認しながら応用的な内容へ進む構成です。
- どのような解析・予測手法が取り上げられますか?
- 有限要素法による透過損失の予測、Biotモデルによる吸音率の予測、微視構造を用いた均質化法による吸音率予測などを解説します。あわせて、3Dプリンターで造形した吸音材による実験検証や、吸音材配置の最適化も扱われます。
プログラム
1. 音と振動の基礎
1 振動・騒音低減の考え方と主な手法
2 防音材の基礎
2.ヘルムホルツレゾネータによる騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 ダイナミックダンパーとの比較
3 減衰レベルの予測と評価
4 最適な寸法・構造
3.遮音材料による騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 透過損失と挿入損失
3 質量則とコインシデンス効果
4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
5 有限要素法による透過損失の予測
6 自動車用防音材への応用
4.音響メタマテリアルによる遮音
1 音響メタマテリアルの基本
2 レゾネーターを用いた音響メタマテリアル
3 一重壁の遮音性能向上
4 二重壁の遮音性能向上
5.吸音材料による騒音低減
1 物理的な現象の説明
2 吸音率とその測定方法
3 Biotモデルによる吸音率の予測
4 微細空間における吸音
5 吸音材配置の最適化
6.均質化法による吸音材料設計
1 吸音材の微視構造
2 電子顕微鏡(SEM)による微視構造の特徴化
3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測
4 3Dプリンターにより造形した吸音材による実験検証
5 セルサイズ・セル間膜の吸音率への影響
6 繊維径・繊維間距離の吸音率への影響
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、オンデマンド受講となります。お申込み後、10日間繰り返し視聴可能です。
※2024年8月に収録した内容となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
製造業で振動・騒音に関する研究および設計開発業務に携わる方
予備知識
自由度系の振動、音響管の共鳴など音・振動工学の基礎知識があれば理解が進みます。
習得知識
1)振動騒音に対する制振材のはたらきとその効果
2)振動騒音に対する吸遮音材のはたらきとその効果
3)仕様を適正化する手法についての知識を深められる など
講師の言葉
自動車の室内や建築構造物内の居室などの室内空間の快適性を向上させるためには、振動・騒音の低減は必要不可欠です。そのため、制振材、遮音材や吸音材といった材料を用いて設計をすることが多いと思います。
しかし、実際の設計現場においてはコストや質量に厳しい制約が課せられることも多く、より効率的な設計が求められています。
本セミナーでは、振動・騒音を低減するために重要となる制振、遮音および吸音に関して、まず基礎的な事項について説明いたします。そして、それらの代表的な評価指標である損失係数、透過損失および吸音率について、それらを予測するための解析手法を解説いたします。
さらに、そうした解析手法を用い、与えられた質量の中で、最も性能が良くなる仕様を検討する方法について概説いたします。
進呈
受講者の声
騒音の低減手法について予測と方法について聞くことができて為になった。制振・遮音・吸音といった異なる防音対策について聞けてためになった。
大変勉強になりました。制振、遮音、吸音と様々な手法が、どのような周波数分野に適しているか、これまで漠然としていましたが明確になりました。
ご説明いただいた内容が基本的な部分からであったため、大変わかりやすく、理解しやすかったと感じております。
振動低減手法の基礎が理解出来ました。本講義内容を基本に業務に活用させていただきます。
参考になる内容でした。私自身でもう一度読み直し、業務へ活用出来たらと考えております。本日はありがとうございました。