受講概要
このセミナーで解決できる課題
- 同じ外観の実装不良でも原因が複数考えられ、真因を絞り込めないまま対策が空回りしてしまう
- フラックスの成分や働きを理解できておらず、不良や信頼性への影響を説明できない
- はんだ接合部の信頼性試験に長い時間がかかり、評価や開発のスケジュールを圧迫している
こんな方におすすめ
- SMT実装工程の品質改善や不良解析を担当する生産技術者
- はんだ付け部の信頼性評価に携わる品質保証部門の担当者
- 基板のパッド設計や部品選定を行う電子回路・実装設計者
よくある質問
- 受講にあたって必要な前提知識はありますか?
- はんだ実装の業務に関わっている方であれば、特別な予備知識は求められていません。はんだ付けの基礎やフラックスの役割から順に説明が始まるため、実務経験が浅い方でも内容を追いやすい構成になっています。
- どのような形式で受講するのですか?
- WEB受講のみのオンデマンド形式です。2026年5月に収録した講義映像を、10日間の視聴期間中であれば何度でも繰り返し視聴できます。必要な箇所を見返しながら理解を深められます。
- どのような実装不良を取り上げていますか?
- OSPや無電解Ni/Auめっきといった基板要因のほか、はんだボール、チップ立ち、溶融不良、ボイドなどを扱います。それぞれ現象・原因・対策の順に整理して解説し、連続印刷性やIPC規格の許容基準にも触れます。
プログラム
1.はんだ付け用フラックスの意義と役割
(1)はんだ付けの基礎
(2)フラックスの役割
(3)フラックス成分の概要
2.フラックスの各成分
(1)樹脂 (2)活性剤 (3)溶剤 (4)チキソ剤
3.材料構成とその成分を知ることで理解できる不具合
4.実装工程で発生する不具合種類の割合
5.実装不具合の発生原因と対策
(1)基板要因
a.水溶性プリフラックス(OSP)
b.無電解Ni/Auめっき(腐食、P濃化、NiのAu表面露出)
C.はんだレベラー
(2)はんだボール
a.フラックス内の微小ボール b.フラックス内の大ボール
c.フラックス外に残存するはんだボール
(3)チップ立ち
a.ぬれ性のばらつきが及ぼす影響 b.ぬれ性の良さが及ぼす影響
c.パッド設計と部品仕様
(4)はんだ溶融不良
a.熱不足 b.プロファイルの不適
(5)ボイド
・加熱X線による動画観察
・ボイド検出(AIを利用したX線像からのボイド検出ソフト)
a.ボイドが無くならない理由 b.温度プロファイルから考えるボイド改善
c.はんだぬれ性の影響 d.はんだ量不足
(6)はんだ付け不良
6.よくあるご質問について
・最適温度プロファイル
・ひけ巣とクラック
・はんだ付けの良悪
・金属間化合物層の厚さ
・はんだの結晶(結晶方位,Sn初晶)
7.ソルダーペーストの連続印刷性
a.連続印刷時の不具合増加 b.連続印刷性の評価方法
8.新規測定手法
・高/低温時の反り,変形測定(プロジェクションモアレ方式)
・深層学習を利用したボイド率検出(他に合金層厚、Sn初晶分散、クラック率)
・深層学習を利用した非破壊はんだクラック測定手法
9.はんだ付け部の信頼性とその時間短縮(簡単に概要説明)
・はんだクラックと非破壊検査を利用した熱衝撃試験時間の短縮
・エレクトロケミカルマイグレーション(イオンマイグレーション)
・エレクトロマイグレーション
・サーモマイグレーション
10.IPC規格:電子部品の許容基準
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、オンデマンドセミナー(10日間繰り返し視聴可能)となります。
※本セミナーは、2026年5月に収録した内容となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
はんだ実装に関わっている方
予備知識
はんだ実装に関わっている方であれば、特にありません。
習得知識
1)フラックスの意味と役割
2)フラックスが信頼性に影響する理由
3)実装不良の原因
4)実装不良の対策 など
講師の言葉
実装不具合には、同じ現象で原因が異なる場合も数多く見受けられます。原因が違えば対策も異なります。真因を特定する可能性を高めるためには、不具合の発生場所,周辺状況,大きさ,形などを良く見て、そこから推測できなければいけません。
本セミナーでは、ある不具合の考えられる原因を列挙し、その特徴を紹介します。そして、その理解のためには、フラックスの役割を知っておくことが必要です。フラックスの解説は、わかり難いものが多いと感じています。本セミナーでは、不具合対策や信頼性にフラックスが影響するポイントを抽出し、理解しやすい内容で紹介しています。
そして最後に、弊社で開発したボイドやクラックの非破壊検査手法を利用することで、信頼性試験を大幅に短縮できる可能性について解説します。本セミナーが、実装不具合や信頼性対策の一助となれば幸いです。
受講者の声
資料の内容だけでは無く、講師の方の経験を踏まえて説明頂けたのが分かり易くて良かった。説明してくださった解説がセミナー資料にももう少し詳しく書いてあるとよかった。
参考になる内容でした。テキストも充実しており良かった。
実務に役立つ内容でよかった。
有意義なセミナーでした。わかりやすい解説ありがとうございました。
個別の相談にも応じていただけるとのこと大変ありがたいです。