受講概要
このセミナーで解決できる課題
- モータ単体では問題ないのに、装置へ組み込むと筐体や取付部の共振で振動・騒音が大きくなる
- 騒音の発生源が電磁力・冷却風・軸受やアンバランスのどれなのか切り分けられず、対策が後手に回る
- 小型・軽量・高速化を進めた結果、固有振動数が変化して電磁騒音が顕在化し、設計上の課題となる
こんな方におすすめ
- モータシステムの設計・開発で振動・騒音対策を担当する技術者
- モータ搭載機器の騒音評価や品質・検査管理を担う実務者
- 生産・製造技術部門でロータバランス調整などに携わる方
よくある質問
- 受講にはどの程度の前提知識が必要ですか?
- 一般的な機械工学や電気工学の知識があると理解が進みやすい内容です。講座は周波数分析・固有振動数・振動モードといった基礎から始まり、段階を追って電磁騒音や機械振動の話題へ進む構成になっています。
- 会場とWEBのどちらで受講できますか?
- 会場受講とWEB受講を選択できます。WEB受講の場合はライブ配信に加えてアーカイブ配信があり、7日間は何度でも視聴できるとされています。会場はTH企画セミナールームです。
- 具体的にどのような騒音・振動の原因を扱いますか?
- 電磁騒音(電磁力モードや磁気飽和、制御音、磁石ばらつきの影響)、ファンによる通風騒音、軸受音やロータアンバランスなどの機械振動を扱います。BLDC・PM・IMなどモータタイプ別の固有振動数の特徴も解説します。
プログラム
1.振動・騒音の基礎知識
・周波数分析とスペクトルの基本
・固有振動数と振動モード
・小型・軽量化と騒音の関係
・騒音発生メカニズムの全体像
2.モータの固有振動数
・ステータ・ロータの固有振動数算出法
・モータタイプ別の特徴(BLDC、PM、IM、集中巻)
3.電磁騒音のメカニズム
・電磁力モードと発生要因
・固有振動モードとの相互作用
・制御音・磁石ばらつきの影響
4.ファン騒音の特性
・騒音の分類と発生周波数
・実測による検証結果
5.機械振動と騒音
・軸受音の種類と周波数
・ロータバランス二面修正法
6.事例紹介:モータ搭載システム機器における共振回避と騒音低減
・モータ単体では振動が小さいのに、装置に組み込むと振動・騒音が大きくなる原因
・筐体・取付部・フレームの共振を避ける考え方と、振動・騒音を低減する実務的対策
質疑応答
受講形式
会場・WEB 選択可
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
モータ&インバータに関心のある方ならどなたでも受講できます。
モータシステム設計、開発、研究、生産、製造技術、品質、検査管理、営業を業務で扱っていること。
予備知識
一般的な機械工学、電気工学の知識を持っていると理解が進みます。
習得知識
1)モータ騒音・振動の発生メカニズムが理解でき、対策設計ができる。
2)モータ音や振動を発生しないようにするにはどうしたら良いのかが分かる。
3)モータ振動騒音は難易度の高いモータ振動騒音を、段階を追って着実に習得できる。
4)対策“設計の前段”として原因タイプを特定し、対策考え方の土台を理解できる。
講師の言葉
モータは、洗濯機やエアコンなどの家電製品から産業機械、さらにはxEV(電気自動車)に至るまで、あらゆる分野で不可欠な駆動源です。近年、モータの小型・軽量・高速化と高効率化の両立が進む中、振動・騒音の顕在化が深刻な設計課題となっています。
本講座では、モータにおける振動・騒音現象の本質を、電磁・流体・機械構造の3つの物理領域に分け、体系的に解説します。それぞれのメカニズムについて、以下の技術的視点から掘り下げます。
技術的視点と解説内容
・電磁騒音:高周波電磁力による振動発生メカニズムおよび磁気飽和の影響
・通風騒音:冷却風路における空力騒音の要因と、流速分布の可視化知見
・機械振動:ロータアンバランスによる共振・伝播メカニズム
さらに、実験データや実測による検証結果を用いて、設計判断に役立つ評価手法と低減対策を事例とともに紹介します。
受講者の声
モータ単体では問題ないのに、装置に組み込むと騒音が出る原因が理解でき、現場での切り分け方が具体的にイメージできました。
これまで振動が出ると対策を試行錯誤していましたが、周波数や固有振動から原因を絞り込む考え方がとても参考になりました。
電磁・ファン・機械振動それぞれの特徴が整理でき、実際に騒音が発生したときに、まず何を確認すべきかが明確になりました。
電磁・流体・機械の視点から、モータの振動・騒音が発生する原因とメカニズムを理解できた。
周波数分析や固有振動・振動モードから、振動・騒音の発生原因を切り分ける考え方が参考になりました。