受講概要
このセミナーで解決できる課題
- はじきや異物、たれ、膨れなどの塗膜欠陥が繰り返し発生し、手直しが増えて直行率が上がらない
- 外観不良の原因を発生メカニズムから絞り込めず、分析機器の選び方や解析の進め方も定まらない
- 脱脂・化成処理や電着槽などの工程管理の要点が整理されておらず、塗装ラインの品質が安定しない
こんな方におすすめ
- 塗装ラインの工程管理や外観品質改善を担当する製造・生産技術部門の方
- 塗料の材料開発や塗膜評価・分析に携わり、基礎を体系的に見直したい技術者
- 塗料業界に新たに参入した方や、塗装関連の知識を身につけたい営業・事務系の方
よくある質問
- 化学の専門知識がなくても内容を理解できますか?
- 専門的な化学知識がなくても受講できるよう、基礎から説明が始まります。塗料の役割や基礎用語、構成成分といった初歩的な内容から入るため、技術系の方だけでなく営業・事務系の方にも参考になる構成とされています。
- どのような塗膜欠陥について学べますか?
- ぶつ、異物、はじき、へこみ、たれ、わき、膨れなどの代表的な不具合現象を取り上げ、JISに基づく欠陥用語とあわせて発生要因と対策を解説します。終盤でははじきや異物を中心とした解析評価・機器分析の事例も紹介されます。
- オンラインで受講することはできますか?
- 本セミナーは会場受講のみの形式です。会場はTH企画セミナールームで、11/13の10:00〜17:00に開催されます。事前質問を受け付けており、当日は質疑応答のほか個別相談の時間も設けられています。
プログラム
1.塗料塗膜の基礎
1.1 序章:塗料の歴史「なぜ、塗るのだろう?」
1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
1.3 塗料、塗装の基礎用語
1.4 塗料の構成成分、塗料の種類
1.5 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
1.6 塗装方法(工程)の最適化
1.7 塗装系の考え方
2.表面処理工程とその目的・必要性
2.1 ショットブラスト工程
2.2 脱脂工程 (化学処理:アルカリ&酸)
2.3 りん酸亜鉛化成に必要な表面調整工程
2.4 化成処理工程(りん酸鉄、りん酸亜鉛、酸化ジルコニウム、六価クロム)の特徴
2.5 表面処理の不具合事例
3.電着塗装工程(含:プライマー処理(下塗り)
3.1 電着塗料の基礎、溶剤プライマー塗料と使い分け
3.2 電着塗装の塗着メカニズム
3.3 電着塗装の特徴、付き回り性と塗膜厚の均一性(溶剤プライマーとの比較)
3.4 電着槽(塗料)のライン管理
4.溶液形塗料の塗工方法 (系ではなく形)
4.1 溶剤形塗料vs水性形塗料 その特徴と弱点
4.2 種々の塗装方法(転移塗装、建浴塗装、霧化塗装、粉体塗装)
4.3 エアスプレー、エアレススプレーの特徴と使い分け
4.4 適切なスプレー塗装 (スプレーの基本:3大動作)
4.5 製品欠陥に繋がるエッジ不良と主硬比の計量ミス
5.塗料塗膜の評価・分析法 、塗膜欠陥
5.1 評価・分析の考え方(アプローチの仕方)
5.2 前処理の重要性
5.3 分析機器選択のキーポイント
5.4 分析/解析の3つの観点
(1)外観観察 ~塗料・塗膜の状況を把握する~
(2)化学的分析 ~塗料・塗膜の化学構造を把握する~
(3)物理(物性)的分析 ~塗料・塗膜の物性を把握する~
5.5 測色と光沢の基礎(測定法と評価)
5.6 塗料/塗膜の品質試験(JIS規格を中心に抜粋)
5.7 塗料/塗装/塗膜の欠陥用語(正しいJIS表記から)
5.8 塗膜の不具合現象(ぶつ、異物、はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ など)
5.9 その要因 (発生メカニズム)と対策
6.解析評価や機器分析の事例紹介(はじき、異物を中心として)
質疑・応答
個別相談
受講形式
会場受講のみ
受講対象
技術的な部分が主体ですが、初歩的なところから始めますので、営業/事務系の方々にもご参考になります。
予備知識
専門的な化学知識がなくても、基礎から始めます。
習得知識
1)塗料/塗装/塗膜の基礎知識
2)各塗装工程の役割と工程管理
3)塗膜欠陥の発生原因とその対策法 など
講師の言葉
本講義は、塗料業界へ新たに参入される方だけでなく、関連分野で活躍されている技術者の方々にも塗料・塗装・塗膜に関する基礎技術を体系的に見直していただける内容です。基礎を改めて理解することで、日々の業務における新たな気付きや品質向上へのヒントを得ることができます。
塗料は、工業製品の外観を美しく仕上げるだけでなく、製品を保護し、耐候性や耐久性などの機能を付与する重要な技術要素です。高品質な製品を実現するためには、塗料の特性を理解し、適切な塗装方法や条件を設定することが不可欠です。
本講義では、製品外観品質の向上と生産性向上(直行率向上)を目的として、塗料の基礎から塗装工程、安定した塗膜形成のポイントについて解説します。また、製造現場で発生する外観不良について、原因解析と再発防止の考え方を学びます。
特に、代表的な塗膜欠陥である「異物、はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ」などについて、発生メカニズムを理解し、具体的な対策につなげるための実践的な知識を習得していただきます。
塗料・塗装・塗膜の基礎理解から、現場で役立つ品質改善の考え方まで、幅広く学んでいただける講義です。
受講者の声
塗膜欠陥の発生原因と対策を事例から具体的に理解でき、現場改善に活かせそうです。ありがとうございました。
実際の塗装ラインを想定した解説が多く、日々の品質改善に直結する内容でした。
非常に分かりやすい解説でした。実際の塗装ラインを想定した解説が多く、日々の品質改善に直結する内容でした。
塗料の基礎から塗装工程、欠陥解析まで体系的に学べ、知識の整理に役立ちました。
個別に相談させていただけ対面受講できてよかったです。