電子機器の防水・密閉構造設計とエアリーク対策【設計実践編】

~筐体・Oリング・ガスケット・防水テープの設計から放熱・CAE・漏れ試験・不具合対策まで~

【WEB受講(Zoomセミナー)】ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)

防水性能と信頼性を両立した電子機器設計のための

電子機器の防水性能と信頼性を高めるには、規格の理解だけでなく、筐体・止水部品・放熱・漏れ試験までを一体で捉えた設計が重要です。本セミナーでは、スマートフォンをはじめ多数の製品開発を経験した講師が、Oリング、ガスケット、防水テープ・接着剤の設計から、密閉筐体の放熱、CAE活用、エアリーク試験の閾値設定、不具合の原因と対策までを実例を交えて解説。防水・密閉構造を実務で設計・評価するための実践的な知識と判断ポイントを体系的に習得します。

セミナー申し込み
開催日 2026年12月1日(火)
開催時間 10:00 〜 16:00
会場 ※本セミナーは、WEB受講のみとなります。
受講料 1名:49,500円
同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合
1名:44,000円


※消費税率10%込
テキスト PDF資料

講師紹介

神上コーポレーション株式会社 代表取締役 鈴木 崇司 先生

機構設計、材料/構造アナリスト、元 富士通株式会社

略歴

2002年に富士通入社。

携帯端末およびスマートフォンの機構設計を担当し、2007年には防水携帯電話端末の開発チームにて、当時世界最小最薄最軽量防水端末の開発・製造・販売に成功する。

2014年からは共同技研化学にて技術、品質保証、営業の各部門を統括し、機能性材料(フィルム、シート)の開発に携わる。

2018年、同社を設立し、現在に至る。スマートフォンや産業用ドローン、各種センサ、設備部品など多数の製品開発で実績を上げる。素材開発も強みとしており、アクリルポリマーを中心とした工業材料シート開発や、OCAシート、放熱シートの製造にも対応する。

現在、神上コーポレーション株式会社 代表取締役CEO

受講概要

このセミナーで解決できる課題

  • IP規格の要求を筐体やカバーの具体的な構造設計にどう落とし込めばよいか判断できない
  • Oリングやガスケットの圧縮量、防水テープの選定基準が曖昧で、止水性能にばらつきが出る
  • 密閉筐体にしたことで放熱性能が低下し、発熱部品の温度上昇や低温火傷のリスクが生じる

こんな方におすすめ

  • 電子機器の構造設計を担当している若手設計者
  • 防水構造の設計や止水不良の対策に悩んでいる機構設計者
  • 自社の防水設計の知識や手法を体系化したい設計部門のマネージャー

よくある質問

受講にはどの程度の前提知識が必要ですか?
IP規格の内容を把握している程度の知識があれば、内容を理解しやすい構成です。防水規格の概要や試験設備から説明が始まり、その後に筐体設計や止水部品、放熱、試験へと進むため、構造設計の実務経験が浅い方でも全体の流れを追いやすくなっています。
エアリーク試験についてはどこまで扱われますか?
JIS Z 2330:2012に基づく測定原理と測定方式、試験方法と閾値設定の考え方、リークの原因究明と対策の実施例、試験機の種類と代表的な機器を取り上げます。量産工程での漏れ検査条件を検討する際の考え方を学ぶ内容です。
受講形式とアーカイブ視聴について教えてください。
Zoomを使ったオンライン配信によるWEB受講のみです。ライブ配信に加えてアーカイブ配信もあり、配信期間の7日間は何度でも視聴できます。当日に参加できない場合や、内容を見直したい場合にも利用できます。

プログラム

1.電子機器と防水規格
1-1 電子機器と防水性
1-2 防水規格(防塵規格)
1-3 防水規格別の製品群
1-4 防水規格別の試験設備
1-5 防水規格を得るには
1-6 防水規格の落とし穴と対処法

 

 

2.電子機器の防水構造設計の検討方法
2-1 防水構造を考慮した筐体設計
2-2 キャップ・カバー設計
2-3 防水膜・音響部
2-4 スイッチ
2-5 防水モジュール(USB、スピーカーなど)

 

 

3.止水部品の設計
3-1 ガスケット、パッキン(一体型、ゲル使用)
3-2 Oリング(参照値と実使用)
3-3 防水両面テープ・接着剤
3-4 防水ねじ

 

 

4.防水筐体の放熱設計
4-1 なぜ放熱を考えるのか(密閉筐体による放熱特性の低下など)
4-2 熱の3形態と熱伝導
4-3 低温火傷を回避するコツ
4-4 放熱材料の種類と選択方法
4-5 費用対効果を考慮した放熱設計

 

 

5.防水計算とCAEを用いた防水設計
5-1 ガスケット・パッキン止水と隙間の確認
5-2 両面テープ濡れ性
5-3 スイッチの押し感(クリアランス⇔干渉)
5-4 放熱シミュレーション

 

 

6.エアリーク試験の設定と対策方法
6-1 エアリークテストの 原理と測定方式(JIS Z 2330:2012)
6-2 エアリークテストの方法と閾値設定の考え方
6-3 エアリークの原因解明と対策実施例
6-4 エアリーク試験機の種類と代表的な機器

 

 

7.防水設計の不具合例と対策手法
7-1 ガスケット設計と外観不具合
7-2 防水テープクリープ現象
7-3 防水膜のビビリ音
7-4 防水キャップ/カバーの操作感度

 

 

8. 技術紹介
8-1 TOM:基板防水
8-2 撥水:簡易防水
8-3 設計支援:一気通貫開発/フロントローディングプロセスの提案

 

 

まとめ・質疑応答

受講形式

WEB受講のみ

 ※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。

オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。

受講対象

・若手設計者、構造設計既に手がけている設計者
・防水構造にお悩みの設計者
・会社として防水構造をしっかり構築したいマネージャー など

予備知識

IP規格がわかっている程度の知識があれば理解が進みます。

習得知識

1)防水・防塵規格と構造設計への落とし込み方

2)筐体・カバー・Oリング・ガスケットの防水設計手法

3)防水テープ・接着剤など止水部品の選定・設計ポイント

4)防水性能と放熱性能を両立させる設計の考え方

5)CAE活用とエアリーク試験・閾値設定の実務ポイント

6)防水設計で起こる代表的不具合と原因・対策

講師の言葉

 スマートフォンを中心とした電子機器への防水機能の付与は、一般的に広まっています。この取り組みにより、電子基板の保護や故障率の低下などが実現され、製品の品質と信頼性が向上しています。防水規格と試験は製品ごとに異なりますが、防水構造の基本を習得することで、それぞれの防水規格に適した設計が可能になります。

 現在、IoT/ICT機器が身の回りで増加しています。スマートフォンも技術が成熟し、防水技術に挑戦してきた結果、全機種が防水対応となりました。今後はあらゆる電子機器が防水構造を備えることが予想されます。そのために、皆様の部署においては、確固たる防水設計の知識を築いていくことが重要です。

 設計実践編では、各設計の詳細を掘り下げて解説していきます。

受講者の声

分かりやすい解説で大変参考になりました。ありがとうございました。

第一線で経験された実践的な内容が多く、非常に参考になりました。また図や画像を使った説明が多かったので、理解度も高かったです。

防水構造について,Oリングの基礎から放熱など多岐に渡った充実した内容で,とても勉強になりました。

鈴木先生には,私からのエアリークの問いにもご回答いただきありがとうございました。広く防水機器設計の説明を頂きありがとうございました。

防水対策技術の基礎的なこと(ガスケット、両面テープ)を知ることができてよかった。

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