受講概要
このセミナーで解決できる課題
- 培養槽内の反応速度や物質移動を定量的に把握できず、ラボ条件を生産規模へ移す根拠が乏しい
- 撹拌槽のスケールアップでどのパラメーターを一定に保つべきか判断できず、培養成績が再現しない
- 流加培養や灌流培養で高濃度化を図りたいが、操作条件を事前にシミュレーションで検討できていない
こんな方におすすめ
- バイオ医薬品の培養プロセス開発を担当する研究者・技術者
- CHO細胞などの動物細胞培養のスケールアップに携わる生産技術者
- 再生医療用細胞の大量培養を検討している開発部門の担当者
よくある質問
- バイオリアクターの知識がなくても内容を理解できますか?
- 予備知識は特に必要ないとされています。バイオリアクターの種類や反応速度論の基礎から始まり、ビデオとExcelテンプレートを使って設計・スケールアップの実際まで段階的に解説する構成です。化学工学を専門としない方も受講対象に含まれます。
- 受講形式と視聴できる期間はどうなっていますか?
- WEB受講のみのオンデマンド形式で、10日間は何度でも視聴できます。2025年8月に収録された内容です。繰り返し視聴できるため、配布されるExcelテンプレートを手元で操作しながら計算の流れを確認するといった使い方も可能です。
- スケールアップの計算はどのような例で学べますか?
- 代表的な撹拌槽バイオリアクターを題材に、設計上の重要パラメーターや幾何学的相似の考え方を解説し、計算例を示します。CHO細胞による抗体生産培養を想定した設計とスケールアップの例も扱い、使用したExcelテンプレートは受講者に配布されます。
プログラム
1.大量組織培養バイオリアクター
1-1 大量組織培養バイオプロセス
1-1-1 生産目的に適したバイオリアクター
1-1-2 微生物、動物細胞、植物細胞の培養
1-2 大量組織培養バイオリアクターの実例
1-2-1 微生物培養バイオリアクター
1-2-2 動物細胞培養バイオリアクター
1-2-3 植物細胞培養バイオリアクター
1-2-4 固定化生体触媒バイオリアクター
1-2-5 固体培養バイオリアクター
2.大量組織培養の反応速度
2-1 酵素反応の反応速度
2-1-1 ミカエリス・メンテン式
2-2 微生物反応の反応速度
2-2-1 モノー式
2-2-2 基質消費速度
2-2-3 酸素消費速度と呼吸速度
2-2-4 代謝産物生成速度
2-3 阻害反応
2-3-1 酵素反応における阻害
2-3-2 細胞増殖における阻害
2-4 固定化酵素、固定化微生物の反応速度
2-4-1 担体に固定化された生体触媒
2-4-2 有効係数
3. 大量組織培養バイオリアクターの操作法
3-1 バイオリアクターの操作法とシミュレーション
3-2 回分操作
3-3 反復回分操作
3-4 流加培養による高濃度培養操作
3-5 連続操作
3-5-1 ケモスタット
3-5-2 灌流操作による高濃度培養操作
4.大量組織培養バイオリアクターの設計とスケールアップ
4-1 撹拌槽バイオリアクターの設計計算
4-1-1 撹拌槽バイオリアクター設計における重要なパラメーター
4-1-2 撹拌槽バイオリアクター設計計算例
4-1-3 CHO細胞を用いた抗体生産培養のバイオリアクターの設計
4-2 撹拌槽バイオリアクターのスケールアップ
4-2-1 スケールアップのパラメーター
4-2-2 幾何学的相似
4-2-3 撹拌槽バイオリアクターのスケールアップ計算例
4-2-4 CHO細胞を用いた抗体生産培養のバイオリアクターのスケールアップ
5. 大量組織培養バイオリアクターの展開
5-1 大量組織培養シングルユースバイオリアクター
5-2 大量組織培養バイオリアクターにおけるAIの活用
質疑・応答
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーはオンデマンドセミナー(10日間何度でも視聴可能)となります。
※2025年8月に収録したセミナーです。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
大量組織培養に使用されるバイオリアクターの設計とスケールアップに関心のある方であれば何方でも受講して下さい。
予備知識
特に予備知識は必要ありません。バイオリアクターの設計とスケールアップについて基礎から実際まで分かり易く解説いたします。ビデオ、Excelテンプレートを使って具体的に解説致します。
習得知識
1)大量組織培養に使用されるバイオリアクターについての知識が得られる。
2)組織培養の反応速度論を学べる。
3)高濃度培養操作についてシミュレーションを含めて学べる。
4)撹拌槽バイオリアクターの設計とスケールアップを実践的に学べる。
講師の言葉
バイオ医薬品生産、再生医療用細胞生産などにおける細胞の効率的な大量培養がもとめられています。大量組織培養技術の確立にはバイオリアクター内での反応速度、流動、物質/熱移動速度を定量的に把握する必要があります。
バイオリアクターの基礎から実践まで丁寧に解説します。バイオリアクターにおける増殖反応、流加培養や灌流培養による高濃度培養操作方式などについてExcelのテンプレートによるシミュレーションを含めて具体的に解説します。
バイオリアクターの設計スケールアップの考え方と計算については、大量培養に使われる代表的なバイオリアクターである撹拌槽バイオリアクターを例にExcelのテンプレートで実際の計算を示しながら解りやすく解説します。Excelのテンプレートはすべて受講者に配布します。