受講概要
このセミナーで解決できる課題
- ラボで得た反応条件を実機に移すと収率や品質が変わり、原因となる影響因子を特定できない
- 撹拌翼や所要動力の決め方が曖昧なまま槽を大型化し、混合不良や反応ムラが生じてしまう
- 晶析で狙った粒子径が得られず、槽壁へのスケーリングやろ過性の悪化に悩まされている
こんな方におすすめ
- 研究部門でプロセスの工業化検討を担当するスタッフ
- 生産技術部門でラボから実機への移行を担う技術者
- バッチ製造設備の運転・改善に関わる製造部門の技術スタッフ
よくある質問
- 受講はどのような形式で行われますか?
- Zoomを利用したオンライン配信のWEB受講のみです。ライブ配信に加え、アーカイブ配信も用意されており、7日間は何度でも視聴できる形式と案内されています。当日の都合が合わない場合や復習にも活用できます。
- 受講にあたって必要な前提知識はありますか?
- 初歩レベルの有機合成、化学工学、製造設備に関する知識があることが想定されています。あわせて、反応・撹拌・晶析・ろ過といった単位操作の基本を理解していると、事例を交えた解説を追いやすくなります。
- どの単位操作のスケールアップを扱いますか?
- 反応、撹拌、晶析、ろ過の4操作が中心です。撹拌ではPv一定や動力数Np、晶析では溶解度曲線や粒子径制御、ろ過では平均ろ過比抵抗や圧縮性指数、ろ布選定などを事例とともに解説します。
プログラム
1.バッチプロセス
2.単位操作で発生するトラブル
3.スケールアップと影響因子
4.スケールアップと化学工学の関わり
5.スケールアップの予測計算
6.ラボ、パイロット実験の考え方
7.反応技術
7-1.反応操作のチェックシート
7-2.反応トラブル・改善事例
7-3.反応条件最適化事例プロセスの構築
8.撹拌技術
8-1.撹拌翼のスケールアップで発生するトラブル
8-2.撹拌翼と混合
8-3.攪拌所要動力Pv一定スケールアップと事例
8-4.動力数Npの重要性に関する事例
8-5.混合速度の影響事例
9.晶析技術
9-1.晶析方法
9-2.汎用的なGL晶析装置
9-3.溶解度曲線を利用した晶析操作
9-4.粒子径制御の晶析事例
9-5.スケーリング発生防止およびその晶析事例
9-6.流動性が変化する系の晶析および晶析事例
9-7.晶析操作への撹拌影響事例
10.ろ過技術
10-1.ケーキろ過および装置
10-2.平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数nについて
10-3.平均ろ過比抵抗αav、圧縮性指数nの測定
10-4.加圧・減圧ろ過と遠心ろ過の相違
10-5.加圧ろ過操作ポイント
10-6.遠心ろ過操作ポイント
10-7.ろ布トラブルとろ布選定
Q&A
受講形式
WEB受講のみ
※本セミナーは、Zoomシステムを利用したオンライン配信となります。
オンラインでご参加の方は、事前にこちらでZoomの接続環境をご確認ください。
スムーズな受講のため、カメラ・マイク・スピーカーの動作をご確認ください。
受講対象
・研究部門の工業化スタッフ
・生産技術部門の工業化スタッフ
・製造部門の技術スタッフ
予備知識
・初歩の有機合成,化学工学、製造設備に関する知識
・初歩の単位操作(反応,撹拌、晶析、ろ過)に関する知識
習得知識
1)スケールアップと発生するトラブルの原因と対策
2)スケールアップと影響因子
3)スケールアップと化学工学の役割
4)反応、撹拌、晶析、ろ過のスケールアップポイント
講師の言葉
医薬原薬・中間体、農薬、化成品、電子材料などファインケミカル製品のバッチ生産プロセスは,多くの撹拌槽(反応釜)を中心とした設備を活用して,反応,洗浄・分液,抽出,吸着,濃縮,晶析、ろ過、乾燥などの操作を行い製品が製造されている。バッチプロセスは多品種切換え生産・非定常操作で行われており、多くのトラブルが発生している。
本セミナーでは、反応、撹拌、晶析、ろ過操作について、ラボ実験から実機へのスケールアップ事例を示しつつ、スケールアップの基礎とトラブルを防止するための考え方を紹介する。
受講者の声
プロセスの概要から各単位操作ごとの詳細という流れで分かりやすかった。また、スケールアップの際に気を付けるべき項目をまとめて下さっている点もありがたい。
ラボ実験では丸底フラスコを使用しているので、相似形を考慮してセパラブルフラスコを使用したい。攪拌動力も出してみたい。
講習内容が豊富だったので多くの知識を得ることができました。
参考になる内容でした。テキスト資料を復習し、実務でも展開できるよう理解を深めます。